伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は12月25日、データ活用を支援する伴走サービス「D-Native」の新たなサービスメニューとして、ローコードとノーコードの開発ツールを用いたデータ活用の基盤構築パッケージ「Modern Data Stack設計構築支援サービス」を開発したことを発表した。
Modern Data Stack設計構築支援サービスの概要
D-Nativeはデータ活用環境の構築を伴走支援するサービスで、今回の新メニューであるModern Data Stack設計構築支援サービスは、ローコードとノーコード開発ツールを用いた直感的な操作で、データ活用環境の構築を可能にする。顧客企業では、従来自社では難しかった環境構築の内製化につながり、データ分析業務の作業の簡素化や生産性の向上、運用コストの削減などを通して、さらなるデータ活用に臨むことができるという。
またModern Data Stack設計構築支援サービスは、データパイプラインと呼ばれるデータの整備から準備、分析までのデータ活用の一連の最適化されたプロセスにおいて、特に高い専門知識や開発工数が必要とされる集信、加工、統合管理を簡易にするもので、チューニングや処理に関する設定をWebブラウザ上で視覚的に行うことが可能。
既存のシステムデータや外部のデータといったフォーマットの異なるデータの形式の統一や、大きなデータに対する分散処理など、集信と加工で発生する作業も専門知識がなくても実行できるようになるという。さらに、データの統合管理では、各処理の依存関係や実行状態を判断し、処理の制御、見える化、アラートの設定などが実現できる。
今後もCTCは、データガバナンスや高度なビジネスインテリジェンスといった、D-Nativeの更なる機能拡充に取り組み、顧客のデータドリブン経営およびDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献していきたい構え。