キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は12月25日、中小企業のICTを支援する「まかせてIT DXシリーズ」に介護・福祉事業者向けに「介護ソリューション」を追加し、2024年2月下旬から提供開始すると発表した。なお、価格はオープン。
「介護ソリューション」の概要
キヤノンS&Sは、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現に向けたITの計画策定から、機器の選定、導入、教育、運用、保守までをワンストップで支援する、まかせてIT DXシリーズを提供している。
新ソリューションは介護記録システムなどのICT機器・ソフトウェアの計画策定から選定、導入、教育、運用、保守までをワンストップで支援する。
介護・福祉事業者の環境に合わせて、国や自治体が支援する補助金・助成金の活用や優先順位に応じた段階的な導入提案と支援を行うほか、申請に関わる書類作成の支援を行い、導入に必要なコストの削減を図る。
具体的には、ケアコネクトジャパンの介護記録システム「CAREKARTE」の活用で記録業務の効率化を図ることで、リアルタイムでの記録が可能となるため、転記する作業がなくなり、ケアサービスに充てる時間を創出できるという。
また、見守りセンサやネットワークカメラによるトータルソリューションで安心・安全な施設運用を支援し、離れた場所からでも状況が確認でき転倒事故の発生抑止や早期発見が可能となるため、施設利用者だけでなく介護職員も安心して施設で過ごすことを可能としている。
施設に導入しているICT機器(見守りセンサ、ナースコール、ネットワークカメラ、ネットワークインフラ)、ソフトウェアの運用方法の支援やトラブル発生時の障害切り分けを行い、必要に応じてソリューションベンダーへのエスカレーションを実施。問い合わせ窓口を同社のカスタマーサポートセンターに一元化し、トラブル発生時の早期解決を実現するという。