新しいライフスタイルを提案する企画会社のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と、商業不動産をデジタル化し、新たなインフラの創造を目指すCOUNTERWORKS(カウンターワークス)はこのほど、持ち運べるブランドストアソリューション「BlockyJOYPOP(ブロッキージョイポップ)」の提供を中心としたポップアップ事業領域での取り組みにおいて基本合意を締結した。両者のノウハウなどを生かし、ポップアップストア事業の拡大と価値向上を目指す。
コロナ禍を経て、日常生活でのデジタル・トランスフォーメーションが定着する一方で、さまざまなブランドが提供する世界観や価値を”直接体験できるリアルな場”へのニーズと期待が高まっている。特に国内における「ポップアップストア」の検索量が2020年頃から増加傾向にあり、生活者の関心の高まりが伺える。一方、米国ではD2Cブランドを中心に、ターゲット顧客層が日常的に訪れる”リアルな場”でブランド体験を提供する「IRL(In Real Life)マーケティング」が活況を呈している。
こうした状況を受け、カルチュア・コンビニエンス・クラブは従来のポップアップやイベントをソリューションとデジタルでアップデートし、「生活者」「ブランド・小売」「土地オーナー」の3者の出会いをよい体験で支援することを目的に、手軽にポップアップストアを展開できるブランドストアソリューション「BlockyJOYPOP」を企画・開発した。
▲手軽にポップアップストアを展開できるブランドストアソリューション『BlockyJOYPOP』を企画・開発
「BlockyJOYPOP」は、2023年8月より複数企業にてリサーチおよびテストセールスを実施しており、インパクトが大きい大型広告と店舗機能が一体化している点、ターゲット層が集まる屋内外のさまざまな場所で手軽に実施可能な点、プレミアムな質感でブランドの世界観をリッチに表現できる点、物販だけでなく各種イベントに幅広く使える汎用性、レンタル型で繰返し使えてサステナブル、キャラバン展開も可能な点が高評価を得ている。
このほど、カルチュア・コンビニエンス・クラブは、新たなインフラの創造を目指すCOUNTERWORKSと、「BlockyJOYPOP」の提供を中心としたポップアップ事業領域での取り組みにおいて基本合意を締結した。
COUNTERWORKSは、2015年より、ポップアップストアやイベントなどの商業スペースを簡単に発見、利用できる日本最大級のオンラインプラットフォーム「SHOPCOUNTER」を展開。商業施設や路面店、駅ナカ、オフィスビル、展示会場などさまざまな商業スペースの検索、予約、支払いをワンストップで提供できる機能や、専門性を持ったコンシェルジュによるスペース探しのサポートを行っている。
▲【活用事例】カレンダーやグッズ等の企画・製造・販売を行うハゴロモと、NFT発のIP「CryptoNinja Partners」を展開するバケットによる物販・ファンイベント利用
今回の合意により両社は、COUNTERWORKSが保有するポップアップストア運営のノウハウや出店場所と、カルチュア・コンビニエンス・クラブが提供する「BlockyJOYPOP」、企画提案力やデータ分析等を用いることで、ポップアップストア事業の拡大と価値向上に向けて取り組むとし、まずは「TSUTAYA・蔦屋書店」を含む都内近郊エリアにて、「BlockyJOYPOP」の提供を開始する。
▲ファンケルによるプレミアムドッグフード「GOODISH」のCCC本社ラウンジでの展示風景
本取り組みに伴い12月21日より、カルチュア・コンビニエンス・クラブ本社ラウンジにおいて、期間限定で「BlockyJOYPOP」の展示を行う。屋外版・屋内版の両方のストアソリューションを実際に見ることができる。