MIXIは12月22日、長野県伊那市、シミックソリューションズと連携し、伊那市が行う会話AIロボット「Romi」を活用した実証事業について、孤独孤立問題への対策と地域生活における生活の質(QOL)向上を図る目的の達成に向けて活動を開始することを発表した。この事業は、伊那市が取り組むもので、MIXIが開発する会話AIロボット「Romi」を活用し、シミックソリューションズが推進を担当する。
「Romi」を活用した実証事業
同事業は、誰もが地域でいきいきと暮らし続けられることができるように、会話型ロボットの市民への貸与を通じて自立に向けた伴走支援により、外出の機会の創出やQOLの向上を目指すもの。
会話AIロボットのRomiは、ディープラーニングを用いて発話生成する家庭用コミュニケーションロボット。大規模言語モデル(LLM)をベースに独自の日本語データを追加学習させた会話AIにより、定型文ではない、癒やしとなる会話・共感力の高い会話を実現している点が特徴となっている。
また、同事業ではRomiに加えてウェアラブルデバイスのFitbitにより客観的な健康データを取得し、有効性の確認と利用者に応じた支援方法の検討をしていきたい構え。