弥生は12月21日、M&Aマッチングプラットフォーム「弥生のあんしんM&A」内で会計事務所のM&A支援を開始したことを発表した。売却希望事務所は匿名で掲載され、顧問先の数や業界、事務所職員内の有資格者の数、使用されている会計ソフトなど会計事務所のM&Aに特化した情報のみ閲覧できる。
譲渡を考えている事務所からの申し込み後に、弥生が譲渡の希望条件などをヒアリングし、匿名情報を作成する。匿名情報を「弥生のあんしんM&A」に掲載し、譲受を希望する事務所を募るとともに、譲受希望事務所の選定などを伴走型で支援する。マッチングが成立した場合には、別途サービス利用料が発生する。
譲受希望事務所としてサービスを利用するためには、弥生の会計事務所パートナー制度である「弥生PAP会員」への加入が必要となる。弥生PAPは会計事務所ネットワークで、これまでに1万2000以上の事務所が登録しているという。加入する際には弥生の認定が必要となるため、譲渡元と譲受先の双方にとって信頼できる事務所と取引できる利点がある。