Appleは12月19日(米国時間)、iPhone、iPad、Macなど複数の製品のセキュリティアップデートの配信を開始した。修正対象となっている脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
- About the security content of macOS Sonoma 14.2.1 - Apple Support
- Apple security releases - Apple Support
セキュリティアップデートの対象となっている製品
セキュリティアップデートの対象となっている製品は次のとおり。
- iPhone XSおよびこれ以降のモデル
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone X
- iPad第5世代
- iPad Pro 9.7-inch
- iPad Pro 12.9-inch第1世代
- macOS Sonoma
- macOS Monterey
- macOS Ventura
セキュリティアップデート適用後のOSとバージョン
セキュリティアップデート適用後のオペレーティングシステムおよびバージョンは次のとおり。
- iOS 17.2.1
- iOS 16.7.4
- iPadOS 16.7.4
- macOS Sonoma 14.2.1
- Safari 17.2.1
セキュリティアップデートのポイント
セキュリティアップデートにて修正された脆弱性は次のとおり。
- CVE-2023-42940 - macOS Sonomaにおいて、画面を共有すると意図せずに不正なコンテンツを共有することがある。サイバー攻撃者は脆弱性を悪用して機密情報を入手する可能性がある
今回のセキュリティアップデートには上記の脆弱性に加え、特定の条件下でバッテリーが速く消耗することのある問題への修正、削除したApple製内蔵アプリが再インストールできなくなる問題への修正が含まれている。
iOS、iPadOS、Safariのアップデートについては、脆弱性情報データベース(CVE: Common Vulnerabilities and Exposures)への登録がないとして脆弱性に関する詳細は公開していない。該当する製品を使用している場合は、速やかにアップデートを適用することが望まれる。