コカ・コーラが画像生成AIツールを一般公開

日本コカ・コーラは12月20日、Winterキャンペーンの一環としてOOH(Out-of-home:屋外広告)の制作に使用した画像生成AIツール「Create Real Magic」を一般公開した。誰でも自分だけのオリジナルクリスマスカードを作れるという。

このツールは大規模言語モデルであるGPT-4と画像生成AIであるDALL-Eを組み合わせている。ツール内で選べるコンテンツには、1931年にハドン・サンブロム氏が作成したサンタクロースの描写や、1993年に初めて同社が使用したポーラベアの家族などが含まれる。ブランドの象徴的な資産を用いて、時間帯や国境を越えたつながりを創出する。

  • 「Create Real Magic」を公開した

    「Create Real Magic」を公開した

Create Real Magic利用方法

Create Real Magicを利用する際は、プラットフォームのサイト(https://www.createrealmagic.com/create)にアクセスし、アカウントを作成する。GoogleアカウントやFacebookアカウントでもサインイン可能だ。

クリエイティブの作成画面では、「テーマ」「シーン」「スタイル」をそれぞれ選択可能。必要に応じて任意のプロンプト(AIへの命令文)を追加することもできる。また、生成された画像に対してさらにプロンプトを入力して新たな修正指示も出せる。

  • クリエイティブ作成画面

    クリエイティブ作成画面

  • 作成されたクリエイティブの例

    作成されたクリエイティブの例

渋谷スクランブル交差点でのOOHにもクリエイティブを活用

同社は2023年12月4日から17日まで、渋谷スクランブル交差点において4面のモニターを使ったOOHジャックを実施した。この広告には、Create Real Magicが作り出したさまざまなクリスマスクリエイティブが掲載されたようだ。

  • 渋谷でのOOHジャックの様子

    渋谷でのOOHジャックの様子