住宅ローンDXコンソーシアム設立
NTTデータは12月20日、住宅ローン業務に関わる業界各社と共同で業界全体のデジタル化を目指す「住宅ローンDXコンソーシアム」を設立し、第1回コンソーシアムを同日に開催することを発表した。
このコンソーシアムでは、住宅ローン業界の各社による課題やDX(デジタルトランスフォーメーション)の成功事例、業務デジタル化の動向を共有する。また、NTTデータが開発中の住宅ローンDXプラットフォームの開発状況や機能についても共有するという。
コンソーシアム設立の背景
住宅ローン業務においては、住宅事業者や金融機関、損害保険会社、司法書士などの業界各社が連携しながら、住宅ローン申込人の住宅購入をサポートしている。現状では電話や書類などのアナログなやり取りが多く、業界各社間でデータを流通する仕組みが存在しないため、手続きに伴う負担が大きいという。
NTTデータはこの課題に対し、2023年7月住宅ローンDX検討会を設立。この会では住宅ローンDXプラットフォームの実現に向けた検討を進めてきたという。今回は取り組みを前進させ、業界各社が抱えている現場の課題を共有し解決策を探る場として、コンソーシアムの設立に至ったとのことだ。