国内の人材不足が叫ばれて久しい。昨今、ITエンジニアのキャリアップとして「ハイヤリングマネージャー」としてのスキルが問われている。今回、RPO(Recruitment Process Outsourcing:採用代行)サービスを提供する、WHOM 取締役 COO(最高執行責任者)の中島佑悟氏に話を伺った。
エンジニアのキャリアアップ、2つの方向性
ITエンジニアと聞けば、近年ではどの業界でも喉から手が出るほど欲しい人材として、引く手あまたな状態だ。求職者にとって魅力的な企業でなければ優秀な人材獲得は難しいのは言わずもがなだが、“どのように自社を魅せて正しい人材を見極める”か各社で頭を悩ませていると言っても過言ではない。
RPOとは戦略構築から採用広報、ダイレクトリクルーティング、面接、採用媒体運用など、そのほかすべての採用活動を含めた業務をアウトソーシングすること。
大きく2つのタイプに分かれており、担当者が社員として雇用されていて社内で業務を行うタイプと、雇用はせずに各業界に特化したフリーランスや副業の人事担当者を登録して企業にアサインするタイプとなる。
一方、フリーランスや副業の担当者をアサインする業務はテンプレート化されていないものの、経験豊富な人材をアサインできるためクオリティが担保されている。