クラウド型ノーコードワークフローBPM(Business Process Management)システムの提供を行うクエステトラは12月18日、ワークフローシステムをノーコード開発できる「Questetra BPM Suite」の最新バージョン「15.2」のリリースを発表した。
「Questetra BPM Suite」は業務に必要な処理者や工程、イベント、データ項目をキャンパス上に配置してワークフローアプリをノーコードで構築できる機能に加えて、タスク内容を確認する「パーソナルタスクリスト」や業務滞留状況をヒートマップ形式でチェックできる「進捗モニタリング」、チャット機能にデータ加工やPDF作成の自動化機能、外部連携を可能にするOAuth2 API機能などをSaaS型のクラウドBPMシステムとして提供する。OneDriveに続きOutlookとも連携、メール受信に対応したワークフローを実行
新バージョン「15.2」では、Microsoft 365 Outlook for Businessと連携し、特定カテゴリーに指定されたメールを受信した場合、ワークフローが自動実行されるイベントが追加。同機能によりアラートメールやシステム障害通知メールなどが届いた場合、規定のワークフローを自動実行する処理が可能になる。
そのほかOneDrive関連では、指定フォルダへのファイルアップロードでワークフローを自動実行できるイベントの追加と自動処理プロセスでの共有リンクの作成/削除が可能になった。ChatGPT関連機能では、選択モデルに「GPT-4-32k」が追加されたほか、テキスト入力時、任意のモデル指定が可能になり、画像解析が可能な「gpt-4-vision-preview」も指定できるようになっている。上記以外の新機能、機能改善はリリースノートで確認できる。
「Questetra BPM Suite」のラインナップ
「Questetra BPM Suite」は、ストレージ容量5GB(1user)の「Basic」、ストレージ容量15GB(1user)でクラウドサービス連携などが利用できる「Advanced」、ストレージ容量30GB(1user)でオリジナル自動処理などが可能な「Professional」の3つのラインナップがある。今回紹介した新機能は、「Advanced」「Professional」が対象となっている。利用料金は、以下すべて5ユーザーで「Basic」が(以下、すべて税別)月額1,200円、「Advanced」が月額3,000円、「Professional」が4,800円。