AIを活用した物性予測機能を提供開始

アイデミーは12月18日、材料開発のためのデータ活用プラットフォーム「Lab Bank」の新機能として、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用した物性予測機能をリリースすることを発表した。

これにより、登録したデータから指定のレシピに対して得られる試験結果を予測するモデルを構築し、レシピ考案時にある程度物性のあたりをつけられるようになるため、実験の試行回数を削減できるという。

  • AIを活用した物性予測機能をリリース

    AIを活用した物性予測機能をリリース

また、新機能では材料から物性の予測が可能なモデルをユーザー自身がLab Bankのプラットフォーム上で操作できるようになっている。そのため、物性予測モデルの作成や更新に際しては外部への変更依頼が不要で、ユーザーである研究者の知見を活用できるとのことだ。

材料開発のためのデータ活用プラットフォーム「Lab Bank」

Lab Bankはデータの一元管理と研究特性に合わせたデータ分析が可能なSaaS(Software as a Service)モデルのプラットフォームで、同社が2023年7月より提供している。デジタル技術の活用を前提としたデータ基盤整備と、MI(Materials. Informatics)を支援する。

  • モデルの構築画面例

    モデルの構築画面例

  • レシピから物性を予測した画面(上:予測対象レシピ 下:予測結果)

    レシピから物性を予測した画面(上:予測対象レシピ 下:予測結果)