データ照合自動化サービスの提供を開始
NTTデータ・スマートソーシングは12月18日、ファーストアカウンティングの経理業務AIソリューション「Robota」のOCR(Optical Character Recognition/Reader:光学文字認識)データと、経理システムに入力されたデータをチェックする「データ照合自動化サービス」の提供を開始していることを明らかにした。経理担当者の検証業務に要する負荷軽減を目指すという。
経理業務の課題
経理部門の業務の中で経費精算は特に多くの従業員が関わるもので、ミスや不正が起きやすい課題があるという。領収書の使いまわしや整合性の確認といったチェック業務に膨大な時間を要してはいるが、人の目だけで行われる照合では精度に限界がある。
RPAで経費計算を業務効率化
そこで今回、申請者により入力されたデータと、証憑画像をOCR処理して出力されたデータを自動で照合可能なデータ照合自動化サービスの提供を開始するという。請求書処理において、読み取りデータを元にした取引先マスターの突合処理や確認検算をすることで照合処理の効率化が見込める。
各企業それぞれの業務フローに合わせてNTTデータ・スマートソーシングがRPAを設計することで、従来実施していた目視による検証業務を削減する。照合の上で、ミスがあれば差し戻しや修正、承認者コメント付きのアラート発出、二重申請などの不正検知も自動で可能となる。経理担当者の負荷を軽減しながら正確で高速な処理を支援するとのことだ。