南都銀行は12月8日、日本システム技術と共同開発した「受取書アプリ」の行内導入を発表した。「受取書アプリ」は、顧客から預かる各種申込書等などの物件をスマートフォンで撮影し、電子サインを行うことで受取書をデジタル化。位置情報を記録するなど物品受取事実を証明する受取書管理体制の安全性や効率性を図る。
店内のシステムでは承認フローと連動するインタフェースが備わり、物件授受や返却予定期日の可視化など預かり物件の管理状況を把握できるため、待ち時間や手間の削減など円滑な「受取書」フローが期待できる。
銀行に限らずデジタル化されていない書類や物品のやりとりの不安は拭い去れないが、受取書をシンプルにデジタル化することで安心できる仕組みも構築している。業務用スマートフォンを活用した行内業務改善に取り組む同行は、今後も接点強化に繋げるなど優れた顧客体験提供に取り組む考えだ。