クラウドワークスは12月11日、本業を持つ全国の20代~50代の男女を対象に実施した「転職時の副業意向調査」の結果を発表した。全体の48.6%以上が「転職するなら副業可の会社」と回答し、30代でもっとも副業意欲が高まることが明らかになった。
このレポートは、9月25日~28日にクラウドワークス画実施した、全国の会社員/会社役員・管理職/公務員・団体職員/自営業・専門職/派遣・契約社員(420名)を対象にしたインターネット定量調査の結果に基づく。
「今後就職・転職するなら、副業可の会社を選びたいか?」という質問に対し、「そう思う」「どちらかというとそう思う」と回答した人は48.6%。
年代別でみると、20代と30代において特に副業可の会社を選びたい傾向が強く、20代では51.7%、30代では57.1%といずれも半数を超え、40代も48.9%と半数に迫る結果となった。
性年代別では、30代女性が最も副業可の会社を選びたい意向が強く、その割合は62.2%。各世代を全般的に見ても、男性より女性の方が副業可の会社を選びたいと考える傾向があった。
なお、経団連が2022年10月に公表した「副業・兼業に関するアンケート調査結果」によると、従業員の副業を容認する会社は急増しており、2022年時点で約70%の企業が「認めている」「認める予定」と回答している。
クラウドワークスは、今回の調査で判明した「2人に1人が転職するなら副業可の会社を希望する」という結果に関して、人材流動化加速を促す世の潮流を受け、人々が自らのキャリアを自らの手で築く意識の高まりが伺えると考察している。