フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は12月6日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|マイナポータルをかたるフィッシング (2023/12/06)」において、マイナポータルを偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。

メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • 電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金(5万円/1世帯)のご案内

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://mnya.og.jp.●●●●.cn/my_information.html?●●●●

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • マイナポータルを装い緊急支援給付金があるといった旨のメールが送られてくる。申込先のリンクがフィッシング詐欺サイトになっている。フィッシング詐欺サイトではアカウント情報の窃取、個人情報の窃取、クレジットカード情報の窃取などが行われる。送付されてくるメールは日本語に違和感があり、注意深く読むと疑わしいものであることがわかる
  • 2023年12月6日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
  • フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|マイナポータルをかたるフィッシング (2023/12/06)

    フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|マイナポータルをかたるフィッシング (2023/12/06)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告してほしいと呼びかけている(参考「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan | 報告」)。