Dockerは現地時間2023年12月6日、Docker Desktopが備えるBuild View機能を公式ブログでアピールした。本機能は過去および最近のビルド結果から性能やエラー情報を掘り下げ、開発やコンテナー運用を支援する。同日にリリースしたDocker Desktop バージョン4.26で使用でき、Docker Desktop未インストールの場合はダウンロードページから入手可能だ。
Build Viewを使用すると、コンテナー自身や稼働するアプリケーションの実行タイミング情報、およびキャッシュ情報をテキストかつグラフィカルに確認できる。「info tab(情報タブ)」「Source tab(ソースタブ)」「Error tab(エラータブ)」「Logs tab(ログタブ)」「History tab(履歴タブ)」と複数のタブを用意し、たとえばinfo tabではビルドに要した時間や全ステップのCPU時間、キャッシュ使用量、並列実行に費やしたビルド時間を円グラフや数値で現れる仕組みだ。Docker Desktop ビルドの検査や最適化、エラー発生時のトラブル対応に役立つだろう。Build ViewはWindows版、macOS版、Linux版で使用できる。