Preferred Networks(PFN)、インターネットイニシアティブ(IIJ)、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の3者は12月6日、共同で「超高効率AI(人工知能)計算基盤の研究開発」に取り組むと発表した。

同研究開発は、指数関数的に増加する計算需要を賄う、継続的かつ安定的な計算力の向上を目指すもの。AI向けアクセラレータの開発と大規模言語モデル開発に実績のあるPFNが超高効率AIアクセラレータ・システムおよびその制御技術の研究開発を行い、大規模データセンター・クラウドサービスの構築・運営に実績のあるIIJが大規模商用サービス展開に向けた高密度データセンター基盤技術の研究開発を行う。

また、商用AI計算基盤の共同利用(マルチテナンシー)環境における効率的な運用技術と実際のAIワークロードの効率化に関する研究開発をPFN、IIJ、JAISTが共同で行う。

3者は同プロジェクトを通じて、超省電力AIアクセラレータを活用した大規模な商用AI計算基盤の構築に必要な技術開発を進め、国際競争力を持った次世代のAI基盤モデル開発ができる環境を整備していきたい考えだ。