ビズリーチと神戸大学産官学連携本部(神戸大)および神戸大学イノベーションは11月30日、大学発スタートアップ、および未来の新産業創出を目的とした連携協定を同日に締結したことを発表した。
今後、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」上で人材を募集することによって、神戸大発のスタートアップ人材登用の仕組み構築に向けて連携していくという。
なお、同社が大学発スタートアップ創出支援を目的に大学と連携協定を締結するのは、慶應義塾、東京工業大学、東京理科大学に続き4校目となり、関西の大学との連携は今回が初めてとなる。
協定の第1弾として、ゼニゴケが持つ特質をものづくりに応用する「超速ゼニゴケ工学」を研究する石崎公庸教授と水谷正治准教授の研究シーズを基に起業するための経営者候補として、客員起業家(EIR)の募集を開始する。
この超速ゼニゴケ工学は、神戸大オリジナルの研究であり、両氏は、ゼニゴケの成長スピードの速さと、遺伝子改変の容易さに着目し、ゼニゴケの食用と「合成生物学プラットフォーム」の開発を目指す研究を進めている。
将来的にコケを食べるということが一般的に受け入れられるよう、常識にとらわれず事業化を推進できる経験やスキルを持つ人材を求めていきたい方針だ。