Meta AIは現地時間2023年11月29日、PyTorch バージョン2.1に加わった新機能を公式ブログでアピールした。PyTorch バージョン2.1はIntelの協力を得て、以前から実装に注力していた第3/4世代Intel Xeonが備える浮動小数点数型のbfloat16や、バージョン2.0から加わったtorch.compleの最適化などが加わる。PyTorch バージョン2.1は現地時間2023年10月4日にリリースを発表し、GitHubからソースコードを入手できる。
PyTorch バージョン2.1は生成したカーネルと外部カーネルで発生するPythonのオーバーヘッド削減や、非Python環境での展開を支援するC++ラッパーを試験的にサポートした。バージョン2.0から実装したSDPA(Scaled Dot Product Algorithm)の最適化、x86 CPUでTorchInductorを使用する際の静的量子化機能を提供する。一連の新機能で高速化を実現し、一連の機能は2023年3月にIntelもAI開発を推進すると主張していた。