プライム・ストラテジーは11月29日、AWS(Amazon Web Services)上で利用できるAlmaLinux OS 8対応のCMS(Contents Management System)高速運用基盤「KUSANAGI 9」無償版のリリースを発表した。Microsoft Azure版に続く無償版リリースとなる。
「KUSANAGI 9」では今までAlmaLinux版では有償の「Business Edition」と「Premium Edition」のみの提供だったが本年11月15日にAlmaLinux OS 8無償版リリースを発表、Microsoft Azure版を先行リリースしており、今回第二弾のAWS版となる。今後、GCP(Google Cloud Platform)、Oracle Cloud版も順次無償版をリリースする予定だという。
現在、AWSの環境で運用できる「KUSANAGI」シリーズは、「KUSANAGI 8」がCentOS 7、「KUSANAGI 9」がCentOS Streamの8と9、AlmaLinuxも同じく8と9。無償版は、AWSマネジメントコンソールの「AWS Marketplace」より「KUSANAGI 9 for AWS」を選択することで利用できる。
「KUSANAGI」は、クラウド環境でWordPress等のメジャーCMSを高速表示するための仮想マシンイメージを提供。標準のLAMP(Linux-Apache-MySQL-PHP)環境比でページキャッシュ使用時に約2,330倍、ページキャッシュ非使用時に約20倍など高速化を実現している。ラインナップにはサポートや動作保証などがついた有償版「Business Edition」、更なる高速化を実現する「WEXAL Page Speed Technology」を搭載した「Premium Edition」がある。