CO2排出量可視化サービスを手掛けるアスエネは11月30日、製造業に特化したDXコンサルティングを手掛けるオーツー・パートナーズは業務提携契約を結んだと発表した。

アスエネはScope1から3までのサプライチェーン全体のCO2排出量を可視化して削減するクラウドサービスとSX(サステナビリティトランスフォーメーション)コンサルティングを提供している。

同提携により、オーツー・パートナーズ 代表取締役社長の松本晋一氏が2024年1月からアスエネの顧問に就任する。製造業の顧客課題・ニーズに関する、ソリューション開発のアドバイスなどを行う。

また、CO2排出量の見える化・削減の実績や多数のコンサルティング実績を生かした脱炭素経営の支援のノウハウとオーツー・パートナーズの製造業に特化したDXコンサルティングのノウハウを融合した新機能やソリューションの開発、マーケティング・営業を行う予定。

「ものづくり大国」と呼ばれる日本において、製造業を含む産業部門のCO2排出量は、日本のCO2総排出量のうち、35.1%を占めており、CO2排出量の削減、カーボンニュートラルの推進は日本の製造業における重要な課題だ。両社は同連携を通じ、製造業の脱炭素経営のさらなる推進と持続可能な社会の実現につなげていく考えだ。