PR TIMESは11月30日、運営するプレスリリース配信サービス「PR TIMES」において、2023年1月1日〜10月31日に企業から発表されたプレスリリース総計30万1976件を対象に、業界分析や各種ランキングなどを発表した。
2023年配信されたプレスリリースに使用されたキーワードの増加傾向を調査した結果によると、「ChatGPT」というワードが、2023年中に3863件のプレスリリースで使用されていることが分かった。
しかし、月別に見ると流行のピークは3〜5月で6月以降で徐々に順位は落ち着いていることから、同社は現在ではChatGPTがビジネスツールの定番になりつつあるとの見方を示している。一方で後半にかけて件数と順位を伸ばしたのが「生成AI」で、10月にはChatGPTを上回る415件となっている。
また2020年にコロナ禍とともに頻出キーワードとなった「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉に関しては、「○○DX」というように、他と組み合わせたワードも誕生しているという。
2023年に業種や職種と組み合わされた「○○DX」というキーワードは266種あり、その内で2023年に新出したものは97種にのぼるという。
2023年は業種や職種に対してDXをもたらすためのサービスなどの発表が多く、特に自治体や行政に加え、建設、不動産、医療、物流といった産業に向けられたサービスが多かったことからキーワード件数も上位となる結果になった。