ソフトバンク子会社でインターネットエクスチェンジ(IX)事業を手がけるBBIXは11月29日、日本電気株式会社(NEC)が運営する「神戸データセンター」(神戸市西区)に、BBIXが提供するクラウド型ネットワークサービス「Open Connectivity eXchange(OCX)」の接続拠点を2023年12月1日に開設すると発表した。

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OCXは、BBIXとBBIXの子会社でネットワークソリューション事業を展開するBBSakura Networksが共に提供する、クラウド型ネットワークサービス。

BBIXとNECは、データセンターコネクティビティー領域において協業契約を締結しており、2022年8月から「印西データセンター」(千葉県印西市)と「神奈川データセンター」(神奈川県相模原市)でOCXを提供している。

新たに開設する神戸データセンターは、自然災害による被害に遭いにくく、大阪の中心地まで1時間程度の場所に位置している。また、NEC独自の顔認証技術が導入されており、セキュリティー面でも強固なデータセンターという。新たに神戸データセンターがOCXの接続拠点に加わることにより、神戸エリアなど、西日本の企業もNECのデータセンターを通してOCXを利用できるようになる。

両社は今後、BBIXのネットワークソリューションとNECのデータセンターサービスを組み合わせ、顧客企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させていく考えだ。