Micron Technologyは、1β DRAMテクノロジーを採用した32GビットモノリシックダイベースのDDR5 DRMAを活用した128GB DDR5 RDIMMを発表した。

同製品は最大8000MT/sのパフォーマンスを提供し、人工知能(AI)、メモリ内データベース(IMDB)のほか、マルチスレッド、マルチコアカウントの一般的なコンピュート・ワークロードの効率的な処理など、データセンタとクラウド環境における幅広いミッションクリティカルなアプリケーションのパフォーマンスとデータ処理の需要に応えることを可能としたと同社では説明している。

また、競合する3DS TSV製品と比べて、ビット密度は45%以上向上、 エネルギー効率は最大24%向上、レイテンシは最大16%低減、AI学習のパフォーマンスは最大28%向上が可能だとしている。

  • 32Gビットモノリシックダイベースの128GB DDR5 RDIMMの外観

    32Gビットモノリシックダイベースの128GB DDR5 RDIMMの外観 (出所:Micron)

さらに32GビットDDR5メモリソリューションは、電圧ドメインとリフレッシュ管理機能により、電力供給ネットワークを最適化し、必要なエネルギー効率の向上を提供するとしているほか、ダイの寸法アスペクト比を、32Gビットの大容量DRAMダイの製造効率向上に無Kて最適化したとしており、AIを活用したスマートマニュファクチャリング手法も活用することで、同社の1βプロセステクノロジーノードにおいて、同社史上最速時間で高水準な歩留まりを実現したとする。

なお、同社の128GB DDR5 RDIMMは、2024年に4800MT/s、5600MT/s、6400MT/sに対応するプラットフォームに搭載されるほか、将来的には最大8000MT/sに対応するプラットフォーム向けに設計されているという。