Microsoftは現地時間2023年11月27日、.NET向け機械学習分析および予測ライブラリーであるML.NETのバージョン3.0リリースを公式ブログで紹介した。.NET環境は「dotnet add package Microsoft.ML --version 3.0.0」で導入できる。本バージョンでは、オブジェクト検出や固有表現認識、質問応答の新機能を追加し、PytorchエンジンにバインドするTorchSharpやONNX(Open Neural Network Exchange)モデルとの統合や相互運用を実現。また、MicrosoftのLightGBM(Light Gradient Boosting Machine)を最新バージョンに更新した。
2023年5月にオブジェクト検出の取り組みを発表しているが、本バージョンではTorchSharpを利用したAPIを用いて実現している。また、TorchSharp RoBERTaを用いたテキスト分類機能を構築することで、質問応答や固有表現認識も可能にした。他にもデータ分析の高速化を支援するIntel oneDAL(Intel oneAPI Data Analytics Library)の対応や、TensorA(arithmetic)に対応するTensor Primitivesのパッケージをリリースするなど大きな変化が加わっている。詳しい変更内容はリリースノートを参照してほしい。
「シングルマルチモニター」でプログラマーやデザイナーも作業効率倍増！5Kウルトラワイドモニターの活用術
