NTTデータ東北は11月28日、NTTデータ関西が2023年10月に提供を開始したスマートシティポータルアプリである「EYE-Portal」を使用したサービスを、宮城県仙台市へ2024年3月から提供すると発表した。
EYE-Portalは、防災を始めとするスマートシティに関するサービスに加え、地域の企業や団体が提供する情報やサービスを連携し、生活者個々の興味関心やヘルスケア志向に見合った情報やサービスを提供できるという総合ポータルアプリ。
内閣府が推進しているデジタル田園都市国家構想の施策の一環として、スマートシティモデルの構築に使用できる。
多種多様なサービスが増え生活が便利で豊かになる一方、情報過多や多様なサービスが行き交い、市民や来街者が自分に必要な情報やサービスにアクセスしづらい課題があると両社は指摘する。
同サービスを通して自治体・地域企業・生活者間をシームレスにつなげることで、スマートシティ関連のサービスや地域企業のサービスを融合した多くの情報の中から、利用者は自分に有益な情報のみをスムーズに受け取ることができる。
これにより、ユーザーによるサービスの利用が活性化し、生活者は生活の質の向上、自治体・地域企業は地域経済の活性化といった付加価値を享受できるとしている。
また、日常生活に必要な情報発信に加え、防災・減災の備えの情報を織り込みながら日常と災害時の非日常をフェーズフリーにつなぎ、安心して豊かに暮らせる社会の実現に寄与する。
両社は今後、同サービスの提供を通して「より住民の視点を取り入れたITによる社会課題の解決」と「生活者のWell-Being向上」に貢献できるよう、スマートシティモデル構築のサービスの充実を図る予定だ。