東京都日野市および東京ガスは11月28日、カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定を締結したことを発表した。
日野市は、内閣府により東京都で初めて「SDGs未来都市」に選定され、「プラスチック・スマート宣言」や「気候非常事態宣言」の発出、今年度は多摩動物公園と「環境・SDGsに関するパートナーシップ協定」を締結し、これまでも環境対策に向けた取り組みを推進してきた市。
今回の協定は、そうした取り組みをつなげて具現化するものであり、地球温暖化の防止および防災力の強化に貢献するとともに、地域の課題解決や更なる魅力創出など、地域の一層の発展を図り、持続可能なまちづくりの実現につなげていきたい考え。
なお、今回の協定での連携事項は以下の10個となっている。
- カーボンニュートラルのまちづくりの実現に向けた取組のトータルコーディネートに関する事項
- エネルギーの地産地消に関する事項
- 個人、事業者、市所有施設への太陽光発電設備等の普及に関する事項
- カーボンニュートラルエネルギーの調達や公共施設等への提供に関する事項
- エネルギーデータの活用等によるエネルギーマネジメントに関する事項
- 地域の防災機能強化等に関する事項
- 学校等の地域における環境エネルギー教育や食育等を通じた啓発活動に関する事項
- カーボンニュートラルのまちづくりに向けた取組における専門的人材の支援強化に関する事項
- カーボンニュートラルのまちづくりに係る魅力等の情報発信に関する事項
- その他住民へのサービス向上、カーボンニュートラルのまちづくりに関する事項