ノーコード推進協会(以下略、NCPA)は11月27日、ノーコードツールのスキルレベル認定制度「NCPA認定ノーコードパスポート」を開始することを発表した。認定制度では、特定ツール運用スキルではなく汎用的なノーコードを活用するための知識や理解、一般的なITスキル、コミュニケーション力等の「ノーコードスキル要素」とノーコードツールの習熟度「ノーコードスキルレベル」をもとに構築されたNCPA定義の「ノーコードスキル標準」により、3段階のレベルが設定される。
初期レベルとしてノーコード概念に対する理解と一部のノーコードツール操作能力があることを認定する「NCPA認定ノーコードパスポート サファイア」、第2レベルとしてノーコードツールを活用した業務効率化を行うことができる能力を認定する「NCPA認定ノーコードパスポート エメラルド」、第3レベルとして、ノーコードツールに習熟し企業に対してノーコードを使った価値創造能力を認定する「NCPA認定ノーコードパスポート ダイヤモンド」を設定。2024年1月に「NCPA認定ノーコードパスポート サファイア」のスタートが予定されており、他のレベルも順次開始する。
「NCPA認定ノーコードパスポート サファイア」の認定を受けるには、NCPA所属団体が提供する「ノーコードパスポート認定講座」、NCPA提供の「ノーコード基礎講座」受講の上でNCPA実施の「ノーコードパスポート試験」への合格が必要となる。受験費用は税別5000円、試験の詳細については2024年1月にNCPAのWebサイトにて公開される。
ノーコード推進協会(NCPA:No Code Promotion Association)は、プログラミングなしで業務アプリを開発する「ノーコード思考」の広報と、ノーコードツール技術者の育成や知識の啓蒙を目的に2022年9月に任意団体として設立、11月1日に一般社団法人化。代表理事にアステリアの中山 五輪男氏、副代表理事にサイボウズの青野 慶久氏、日本デジタルトランスフォーメーション推進協会の森戸 裕一氏が就任している。