三菱UFJ信託銀行は11月27日、居住している約1万人を対象に実施した「働きたいオフィス・働きたい街ランキング」のアンケート調査結果を公表した。
「働きたいオフィスの条件」を調査した項目では、「駅からの距離」と「設備・スペース」についての条件が多くあがった。
駅からの距離に関しては、会社員の51.6%と学生の48.9%が「駅徒歩5分以内」を条件にあげているほか、会社員の41.9%と学生の23.5%が「駅直結で雨に濡れない」を条件にあげている。また設備・スぺ―スに関しては、「ビルの清掃衛生・維持管理状態が良い」「ビル内に社員専用の食堂がある」「ビル内や周辺に飲食店やデパートなどの施設が充実している」などの条件に多くの声が寄せられた。
また、「働きたい街ランキング」についての調査では、社会人・学生ともに「働く場所は気にしない」がトップという結果となった。この結果について同社は、テレワークの普及など働く場所の多様化が進展したことが要因だと考察している。
具体的な街の名前として多くあがったのは、社会人・学生ともに「丸の内・大手町」で、ランキングとしては2位に入っている。自宅の最寄駅からの通いやすさ(通勤時間の短さ)を重視する傾向にあげる人も多く、「新宿」「銀座」も上位にランクインした。