大日本印刷(以下、DNP)と同社グループの丸善雄松堂は11月22日、北海道教育大学 未来の学び協創研究センターと共同で、子どもたちが主体的に学びに取り組むための「学びのサードプレイス」の社会実装に向けた研究を、10月に開始していたことを明らかにした。学びのサードプレイスとは、子どもたちの新しい出会いや学びが生まれる学校と家庭以外の第三の場所を指す。
この研究では、子どもたちの主体的な学びを促進する学習プログラムの開発に取り組む。プログラムのテーマは、「デジタルファブリケーション」「電気回路」「プログラミング」「デザイン」「アート」などを予定。また、これらのプログラムを活用した学習を通して、子どもたちの可能性を引き出し、学びを深めるためのメソッド開発にも役立てるという。
3者は今回の共同研究を通して、学びのサードプレイスの社会実装モデルの一つとして、誰もが利用できる社会教育施設である公共図書館との連携について検討する。公共図書館での学びのサードプレイスについて、そのあり方を考え、学びのメソッド(方法・方式)や学習プログラムを開発するとともに、実証実験を通して有用性を検証する。