Microsoftは11月16日(米国時間)、「Releasing Windows 10 Build 19045.3754 to Release Preview Channel|Windows Insider Blog」において、「Windows 10 22H2 Build 19045.3754 (KB5032278)」をWindows 10, version 22H2のリリースプレビューチャンネルに公開したと説明した。
Microsoftはこのビルドの公開に合わせて「Copilot in Windows」を次のバージョンのWindows 10に導入すると発表している。
- Windows 10, version 22H2 Pro
- Windows 10, version 22H2 Home
上記バージョンではタスクバーの右端に「Copilot in Windows」ボタンが表示されるようになる。Windows 10, version 22H2 EnterpriseおよびWindows 10, version 22H2 Educationには表示されない。また、組織が管理しているWindows 10, version 22H2 Proに関してもCopilot in Windowsの表示は行われない。
MicrosoftはWindowsのデジタルアシスタントであるCortanaを廃止し、サポート機能を「Copilot in Windows」や強化されたアクセシビリティ機能に置き換えていく計画を発表している。Copilot in Windowsは、自然言語や音声で生成AI技術に対しWindowsの操作や質問ができる機能。Cortanaと比較してより複雑な自然言語をよく理解し回答を提示したり、指示したWindowsの操作を行ったりできる。
Microsoftは2023年に入ってから、生成AI技術を自社の製品やサービスに統合する取り組みを積極的に行っている。発表当初、「Copilot in Windows」は「Microsoft Copilot」と呼ばれていたが、現在では「Copilot in Windows」という名称が使われている。Microsoftは生成AIを使ったさまざまな機能やサービスを「Microsoft Copilot」または「Copilot」という名称のもとにブランド化を進めており、Copilot in Windowsもそうした取り組みのひとつとされている。