大日本印刷(DNP)は11月16日、社外のパートナーが生成AIを活用した多様なユースケースに触れ、DNPとともに生成AIの可能性を探れる施設「DNP生成AIラボ・東京」を、東京都新宿区市谷左内町に開設することを発表した。オープンは12月4日。

  • 「DNP生成AIラボ・東京」の外観イメージ

    「DNP生成AIラボ・東京」の外観イメージ

「DNP生成AIラボ・東京」は、DNP社員のアテンドによって来館者に生成AIを活用したデモンストレーション等を体験してもらい、アイデアやユースケースについての対話と協働を進めるための施設。「対話ゾーン(2階)」「開発/工房ゾーン(1階)」「デモ体験ゾーン(地下1階)」という3つのエリアで構成される。

利用者は、生成AIの活用イメージを実際に体験し、さまざまなアイデアについて議論し、具体的なユースケースに発展させ、実際に動くプロトタイプ(試作品)を開発できる。ユースケースの具現化に向けたプロトタイプ開発にもつながるよう、3Dプリンターやレーザーカッター等のツールも用意される。

対話ゾーン(2階)は、生成AIの活用アイデアやユースケースについてディスカッションするエリア。議論の内容をリアルタイムに記録し、生成AIが対話に応じた画像を自動的に画面に表示して、活発な議論を促すとしている。

  • 対話ゾーンのイメージ

    対話ゾーンのイメージ

開発/工房ゾーン(1階)は、対話から生まれたユースケースのプロトタイプを、コーディングを行わずプログラミングの専門知識が不要な「ノーコード・ローコード開発ツール」で開発するエリア。ガジェット(装置等)を利用するユースケースでは、3Dプリンターでモックアップ(模型等)を作成する。

デモ体験ゾーン(地下1階)は、生成AI活用のユースケースのデモンストレーションを体験できるエリア(オープン時は15件)。AIによる文章や画像等の生成を実際に体験し、アイデア創出に向けた情報を取得できる。