帝国データバンクは11月16日、企業を対象に実施した、「2024年の注目キーワードに関するアンケート」の結果を公開した。アンケート期間は11月10日~14日、有効回答企業数は1,090 社(インターネット調査)。
注目のキーワードのトップとなったのは、「ロシア・ウクライナ情勢」(73.2%)。これに、「物価(インフレ)」(64.7%)、「人手不足・人材確保」(63.6%)、「中東情勢(ハマス・イスラエルの紛争)」(62.2%)、「財政政策(増税など)」(59.1%)がと続いている。
「人手不足・人材確保」は2023年から20ポイント以上も上昇したほか、運送業や建設業などの時間外労働の上限規制により発生する「2024 年問題」が7位にランクインするなど、人手不足に関連するキーワードが大幅に上昇した。
業界別に、全体より10ポイント以上高かった注目キーワードを挙げると、建設では 2024年問題が迫るなか、「人手不足・人材確保」(74.3%、全体比+10.7 ポイント)および「2024 年問題」(61.1%、同+10.3 ポイント)が高くなっている。
運輸・倉庫でも建設と同様に、自らの業界に直結する「2024 年問題」(79.0%、同+28.2 ポイント)が全体を大幅に上回っている。