画像生成AI(人工知能)サービスを手掛ける英Stability AIの日本法人Stability AI Japanは11月17日、日本に特化した画像生成AIモデル「Japanese Stable Diffusion XL(JSDXL)」をリリースすると発表した。商用利用が可能で、日本語入力の対応に加え、日本スタイルや日本を題材とした画像を生成することができる。
具体的には、同社の画像生成AI「Stable Diffusion」の中で最高性能である最新の英語版の「SDXL」の汎用性と高解像度の画像生成能力をできる限り維持したまま、「日本語をモデルが直接扱うことができ、日本語特有の表現の認識」「日本の広範囲な文化やアート、伝統的なものから現代的なものまで含め、それらを反映した高解像度で質の高い画像の作成」の2点を可能にしたという。
JSDXLの使用例としては、日本市場向けのプロダクトデザイン、建築・インテリアデザイン、プロモーション資料・広告の制作、ゲーム・メタバース・映画制作においてのアイデア出しなどが考えられる。 また、JSDXLをさらに任意のドメインの画像にチューニングすることで、よりユーザーのニーズに即した画像生成が可能になるとしている。