道頓堀商店会、JTB、NTTコミュニケーションズ（以下、NTT Com）、フォーステック、合同衛生は11月16日、地域と企業と観光客が一体となったクリーン活動を開始すると発表した。

具体的には、国内外から多くの観光客が訪れると予想される2025年大阪・関西万博の開催に向けて、道頓堀商店会エリア内の10カ所にICT（Information and Communication Technology：情報通信技術）を活用したごみ箱（スマートごみ箱）を設置する。

  • スマートごみ箱を活用したポイ捨てごみの削減イメージ

    スマートごみ箱を活用したポイ捨てごみの削減イメージ

道頓堀エリアは大阪を代表する観光地として国内外から多くの観光客が訪れ、街並みを散策しながら楽しめる「食べ歩き」が人気となっている。一方で、商店街の道路にはごみ箱を設置していないため、ポイ捨てごみによる景観の悪化や公衆衛生への対応が課題だ。

2023年1月にはクリーンな観光エリアの実現に向けて、道頓堀商店会エリアの一角にスマートごみ箱を仮設置する実証実験を実施しており、その結果、スマートごみ箱の設置エリアにおけるポイ捨てごみは設置前と比較して約4割の削減効果がみられたという。

そこで今回は、ごみが溢れない運営のあり方や蓄積したごみの回収方法などを検討し、道頓堀商店会エリア内の10カ所にスマートごみ箱の設置を決定し、クリーン活動を開始することになった。

  • 道頓堀商店街

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