SCSKは11月15日、チャットボット・ボイスボットに代表されるコンタクトセンターソリューションにおいて、「ビルトイン型・生成AIサービス」を12月1日より提供開始すると発表した。
同サービスは、既存のチャットボットやボイスボットにビルトインする生成AIサービスの提案から初期構築、導入まで支援するもの。単体でも生成AI搭載のチャットボットとして稼働するため、生成AIの適用可能性を試す個別のPoCツールとしても提供可能。
同サービスを利用すれば、チャットボットやボイスボットの利用開始時に必要不可欠でありながら煩雑で作業負荷の高い「回答シナリオの作成・メンテナンス」が不要となり、自社で有するナレッジベースやドキュメントを読み込ませることで生成AIが回答を生成する。「この質問には必ず同じ回答を返す」という個別のルール設定もできる。
準備は生成AIにユーザーのナレッジベースやドキュメントを学習させるのみなので、最短1週間で利用を開始できる。また、ユーザーが利用しているコンタクトセンター向けサービスやチャットボットからAPIなどを介して接続が可能なため、サービスの再構築や移行が不要で、低価格で利用可能だという。
さらに、回答率や回答精度を測定するBIを事前にビルトインして提供できるため、生成AIのリスクである誤った回答を検知するほか、必要に応じて「精度の低い回答は中断する」といった組み込みにも対応している。