Microsoftは11月9日、Windows メッセージ センターの「最近のお知らせ」を更新し、Windows Server 2022、Windows Server R2、およびWindows Embedded Server 2012 R2の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を2026年10月13日まで提供する方針を発表した。Windows Server 2022/R2バージョンファミリと呼ばれるこれらの製品は、2023年10月10日に延長サポート期間が終了した。ESUを利用することで、他の製品またはバージョンに移行するまでに3年間の猶予期間を得ることができる。
Windows Server 2012/R2のメインストリームサポートは、同社のライフサイクルポリシーに基づいて2018年10月に終了している。その後、有償でセキュリティ更新や技術的なサポートを提供する5年間の延長サポート期間に入った。この延長サポートも2023年10月10日をもって終了した。Microsoftは、Windows Server 2012/R2を使い続ける必要があるユーザを保護するために、さらに3年間の延長サポートを提供する。
これに伴い、Windows Server 2012のライフサイクルページも更新され、3年分のESUのリリース日が掲載された。ESUは2023年10月11日を初日として、1年分のサポートを追加できるプログラムが計3回提供される予定となっている。
ESUを適用する方法の詳細は次のサポートページにまとめられている。
Windows Server 2012からの移行先としては、オンプレミス環境の場合はWindows Server 2022が有力な候補として挙げられている。別のオプションとして、ワークロードをAzure Virtual Machinesに移行するプランもある。Azure VMに移行することで、サポート終了後も3年間は無料でESUを受け取ることができるという。