ジェイックは11月9日、経営者・役員・人事を対象とした実施した「求められる管理職像の変化や、管理職の課題」に関するアンケート調査の結果を発表した。
現在の管理職像について「管理職には対話のコミュニケーションが求められると思う」と回答した人は53%で20年前の管理職像と比べて21%高くなった一方で、現在の管理職に「説得のコミュニケーションが求められると思う」と答えた人は22.5%で、現在の管理職像が20年前の管理職像と比べて4%低い結果となった。
また、「(現在の管理職には)部下の強みや個性の重視・活用が求められると思う」と答えた人の割合は36.5%で20年前の管理職像と比べて11%高く、「(現在の管理職には)部下の管理と統制が求められる」と答えた人の割合は、20年前と比べて26%低い23.5%に留まる結果となった。
また「(現在の管理職には)承認による人材育成が求められると思う」と答えた人の割合は20年前の管理職像と比べて9%高い36.0%で、「(現在の管理職には)叱咤激励による人材育成が求められると思う」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前の調査と比べて24.5%低い結果となっている。
また「(現在の管理職には)変化に合わせて柔軟に自走させることが求められると思う」と答えた人の割合は過半数を超える51.0%で、20年前と比較して大幅に上昇する結果に。一方で「(現在の管理職には)決められた業務を確実に推進することが求められると思う」と答えた人の割合は、24.0%のみだった。