不動産情報サービスを提供するアットホームは11月8日、同日からAIを活用して物件画像の種別を自動識別およびキャプションを自動生成できる「かんたん画像登録」機能を、不動産情報流通プラットフォーム「ATBB(不動産業務総合支援サイト)」に搭載することを発表した。
同社はAIの活用により、物件画像から特徴と魅力を読み取り、的確かつ多彩に表現できるようになることで、不動産会社の業務負担を軽減し、消費者に快適な住まい探しのための情報提供を実現する。
「かんたん画像登録」機能は、グループ会社であるデータ解析事業のアットホームラボが開発した「画像特徴抽出」「間取図特徴抽出」など複数のAIモデルを活用している。具体的には、不動産会社が「ATBB」に物件画像を登録する際、登録した物件画像をAIが解析し、画像種別を自動識別およびキャプションを自動生成する。キャプションは、AIが物件画像から特徴を読み取り、物件の魅力を表現したコメントを複数提案するほか、登録された物件画像に撮影日情報がある場合、自動で撮影日が表示されるという。
従来、不動産会社が1件1件物件画像の種別とキャプションを手入力しており、登録にかかる業務負担は少なくなかったが、今回の機能拡充により、不動産会社の業務負担を軽減し、接客などの本来注力すべき業務に集中できる環境を構築できるようになるという。
また、AIが物件画像や間取り図から自動で物件の特徴を読み取りキャプションを作成するため、消費者に画一的ではない物件の魅力を十分に伝えることが可能となる。