SpreadJS(公式Webサイト)

メシウス(旧社名、グレープシティ)は、JavaScriptでExcelライクなスプレッドシート機能を開発できるライブラリ「SpreadJS(スプレッドJS)」の最新バージョン「V16.2J」を11月14日にリリースすることを発表した。最新バージョンでは、以前より進められてきたExcel互換機能が更に強化され複数の新機能の追加・改善が行われている。独自の軽量化フォーマット"SJS"ファイル形式において、パスワード付きExcelファイルの入出力が可能になったほか、表示画面をGUIベースでデザインできる開発支援アプリケーション「SpreadJSデザイナ」によるワークブック全体のデザイン一括変更、シート値を変更した際の数式再計算の自動モード/手動モード選択機能、新規にセルの数式を編集する「数式エディタパネル(Formula Editor Panel)」の追加。関数関連では、行のグループに対して値を計算し行ごとに集計結果を返す分析関数「WINDOW関数」を追加、移動平均の計算や項目のランク付け、累積和の計算が可能になる。

  • パスワード付きExcelファイルの入出力と「SpreadJSデザイナ」でのテーマ指定(同社資料より)

「SpreadJS」は、JavaScriptでMicrosoft ExcelライクなUIを持つWebアプリケーションを開発できるライブラリパッケージでTypeScriptでの開発及び、Angular、React、Vue.jsなどのJavaScriptフレームワークに対応する。1年定額制のサブスクリプション方式での提供となり、初回費用が1開発ライセンスにつき165,000円、1配布ライセンス(1ドメイン)につき660,000円となる。