FUJITSU TECHNOLOGY SOLUTIONS S.A.(以下、富士通スペイン)は11月7日、スペインのアンダルシア州政府と、同州マラガ県において新たに州政府が発足させるサイバーセキュリティセンターを拠点として医療分野におけるサイバーセキュリティに関する制度や戦略の枠組みを策定することに合意し、11月6日に協定を締結したことを明らかにした。
両者はこの協定締結により、公共分野でのサイバー攻撃リスクに対応するため、アンダルシア州の医療機関や社会福祉施設において、特に医療分野のIoMT(Internet of Medical Things)のサイバーセキュリティに関する取り組みを発展させるための行動指針を策定する。
また、アンダルシア州がマラガ県に設置するサイバーセキュリティセンターを拠点として、シミュレーションを通じて地域の医療機関のシステムの脆弱性や潜在的なサイバーリスクの特定と評価にも取り組む。
さらに、セキュリティの専門人材を育成し定着を図るため、公立マラガ大学(Universidad de Málaga)と連携して学生を対象としたセキュリティ分野におけるトレーニングや認定プログラムを設けるほか、医学部生向けの研修講座も提供するとのことだ。