Microsoftは現地時間2023年11月1日、Microsoft GraphをPythonから操作する「Microsoft Graph Python SDK」の一般提供を開始した旨を公式ブログで発表した。Microsoft GraphはMicrosoft 365で扱うデータをデータベースの一種で、アカウントの管理やOneDrive for Businessの操作をMicrosoft Graph API経由で実行できる。インストールには事前準備が必要なため、公式ドキュメントを参照してほしい。

MicrosoftはMicrosoft Graph Python SDKの利点について「5行のコードでMicrosoft Graphへの要求を開始できる」「メソッドチェーンで(Microsoft Graphへの)要求を構築するフレームワークを提示する」など、Pythonを用いても容易なアクセスが可能だと強調した。また、システム間のAPI通信を実現するMicrosoft Kiota HTTPライブラリーを用いれば、Python用APIクライアントも容易に開発できる。

  • 簡素化された認証を使用する5行のコード(公式ブログより)