アークラインは11月2日、IT企業に勤めており、SE(システムエンジニア)の採用業務に携わっている担当者105名を対象に実施した「SEの採用基準に関する実態調査」の結果を発表した。
「募集要項で、学生に求めるITへの基礎知識や技術水準のレベルについて教えてください」と聞いた質問では、「完全未経験の場合でも良い」が38.1%、「大学の一般教養科目やプログラミング学習サイトなどで、入門的な内容に触れている」が24.8%という回答となった。「情報系専攻・プログラミングスクールの受講・独学等で体系的かつある程度の期間継続してプログラミング学習している」レベルを求める企業は21.9%に留まった。
「実際に採用を決めた学生の、ITに関する基礎知識や技術水準をレベル別に教えてください」という質問では、「大学の一般教養科目やプログラミング学習サイトなどで、入門的な内容に触れている」が30.5%、「情報系専攻・プログラミングスクールの受講・独学等で体系的かつある程度の期間継続してプログラミング学習している」が29.5%という回答となった。「完全未経験」も23.8%いるものの、両者と比べて少ない結果となった。
上記の質問で「完全未経験」と回答した人に、「プログラミング未経験者を採用する場合の判断材料について教えてください」と聞くと、「面接した際の印象や人柄」が88.0%、「やる気や情熱が見られた」が76.0%、「基礎学力」が48.0%、「適性検査の結果」が48.0%という結果となっている。
また「募集学生に求めるITスキルを教えてください」と聞くと、「Office(Excel、Word)などの事務アプリケーションスキル」が63.8%、「プログラミング言語(Java、PHP、Pythonなど)スキル」が46.7%、「Excelマクロ・VBAなどの業務自動化ツール・簡易言語スキル」が38.1%という回答となった。