LegalOn Technologiesは11月2日、片岡総合法律事務所と提携を開始し、AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」の「LegalForceひな形」に金融および決済分野の契約書や規約のひな形と解説を搭載することを発表した。これにより、金融決済分野における契約作成と審査業務の法令違反リスクの低減と、業務効率化を支援する。
今回LegalForceひな形に追加する契約書の類型は、クレジットカードやポイントカード、電子マネーサービスの加盟店規約および会員規約などだ。金融や決済に関連する最新の改正を踏まえた契約書ひな形やその他の書式、関連する解説記事などを閲覧し利用できるようになった。
金融や決済に関わる企業やサービスでは、契約書や各種規約などをの作成する際に、貸金業法、割賦販売法、資金決済法など関連する法令の内容を踏まえた対応が求められる。これらの分野はサービスの設計に応じて適用法令が異なり、各適用法令ごとの規制内容も複雑であることから、対応には綿密な調査や高度な専門性を要するという。
また、金融や決済に関する法規制への対応はサービス設計次第で監督官庁が異なり、それぞれの専門性が求められるなど難易度も高いため、LegalOn Technologiesにはひな形や解説記事を求める声が多く寄せられていたとのことだ。