独企業のテュフズードとNTTデータは11月1日、AIアプリケーションの品質向上に関する協業を開始したことを発表した。NTTデータは今後、テュフズードが開発したAI品質フレームワークを活用し、AIを活用したアプリケーションの信頼性を高め、その品質を保証するという。
協力契約には、テュフズードが開発したAI品質フレームワークおよび適切な分析ツールの使用が含まれており、これにより、NTTデータの顧客は、市場にフォーカスした高品質のAIアプリケーション設計・開発が可能になるという。
テュフズードのAI品質フレームワークは、組織がAIアプリケーションに潜在するリスクを特定し、アプリケーションの公正性(fairness)、説明可能性(explicability)、堅牢性(robustness)を試験できるガイダンスとツールを提供するもの。
ITサービスプロバイダーであるNTTデータは、上記に加えて、AIの品質を向上させ保証するためのアクションと、長期間にわたって性能劣化がないことを保証する機械学習運用(MLOps)ライフサイクルの実施においても、顧客をサポートしていくとしている。
また同サービスは、品質と市場を重視したAIアプリケーションの開発・利用を目指す組織をサポートしており、このフレームワークは、現在適用されているグローバルな規制や標準に基づくものとなっている。