Avast Softwareは10月31日(米国時間)、「Avast Official Statement」において、同社のAndroid用アンチウイルスソフトウェア開発キット(SDK: Software Development Kit)が、HuaweiスマートフォンのGoogle Quick Search Boxをマルウェアとして誤検知していたと発表した。
Avast SoftwareのAndroid用アンチウイル スソフトウェア開発キットは、クリーンアップやパフォーマンス機能を提供するデバイス管理アプリ「Huawei Optimizer」にアンチウイルスコンポーネントを提供している。今回の問題の原因は、このアンチウイル スソフトウェア開発キットにGoogle Quick Search Boxをマルウェアとして誤ってフラグを立てたことにあるとみられている。
この問題は中国以外のHuaweiの顧客と、HonorおよびVivoの一部顧客に影響があったとされる。Avast Softwareは2023年10月30日に修正を実装し、問題を完全に解決したという。この件に関して、Huaweiはユーザーサポートで対処方法を公開しており、同様の問題が発生した場合はHuawei Optimizerを最新版に更新することを推奨している(参考:「Google アプリが Huawei オプティマイザによってウイルスとして検出された場合の対処方法 | HUAWEI サポート 日本」)。