東北大学とNECは11月1日、東北大学大学院情報科学研究科へ共創研究所として「NEC×東北大学 宇宙統合ネットワーク・レジリエントDX共創研究所」を同日に開設したことを発表した。また、この研究所で、社会のレジリエント化への寄与を目指し、宇宙-空-地上を統合したBeyond 5Gネットワーク(2030年代に導入される次世代の情報通信インフラ)を起点としたネットワーク新技術の確立および実用化に向けた本格的なプロジェクトを開始したことも発表している。

  • ,左:共創研究所設置場所のハッチェリースクエア(東北大学青葉山キャンパス) 右:東北大学大学院情報科学研究科(東北大学青葉山キャンパス)

    左:共創研究所設置場所のハッチェリースクエア(東北大学青葉山キャンパス) 右:東北大学大学院情報科学研究科(東北大学青葉山キャンパス)

同研究所では、東北大学の強みである最先端の情報通信技術とレジリエント対策に関する知見、ならびにNECの強みである実社会での宇宙関連事業や情報通信関連事業を背景とした知見を最大限に活用した研究開発を進める方針。また、同研究所をNECの東北大学内拠点と位置づけ、東北大学の関連研究室との相互連携を推進し、新技術の創出と社会実装に貢献できる研究開発を幅広く推進していくという。

なお、研究所の設置期間は2023年11月1日~2027年3月31日が予定されており、運営総括責任者は東北大学 大学院情報科学研究科の有吉正行特任教授(NECアドバンストネットワーク研究所 主幹研究員)が務める。