キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とセーフィーは10月31日、セーフィーの屋外用クラウドカメラとして、アクシスコミュニケーションズ製カメラ「AXIS M2035-LE」に人のみを検知するエッジAI「人検知」機能を搭載し、提供を開始することを発表した。

  • エッジAIを利用した人検知機能

    エッジAIを利用した人検知機能

今回、「AXIS M2035-LE」に搭載されているAI機能「AXIS Object Analytics」向けのファームウェアを開発し、セーフィー対応屋外クラウドカメラとして初となるエッジAIを利用した「人検知」機能を標準搭載する。

屋外利用に求められる防水防塵性能や暗所撮影など備え、カメラに写った人物の姿を検出し、スマートフォンのプッシュ通知とメールによるサムネイル画像で映像を確認可能。また、膨大な録画映像の中から、検知した映像のみをサムネイル表示して検索できるため、確認作業における負荷を軽減して生産性の向上を実現するとしている。

例えば、工場・倉庫での危険エリアをあらかじめ指定しておくことで、指定エリアへの侵入を検出・通知することが可能。検知した映像は容易に検索し、再生できる。飲食・小売店舗では、店舗周辺で普段人が立ち入らない場所をエリア設定して「人検知」を有効にすることで、不審者の立ち入りなどを即座に把握することが可能。

また、マンション/集合住宅分譲地では、駐車場やゴミ捨て場など外部の人物が出入りしやすい場所で人検知をすることで、トラブル発生時に即対応・振り返りをすることが可能。太陽光発電所では、資材の盗難対策として、外部からの侵入者があった場合にスマートフォンに通知を受け取ることができる。