ネットワンシステムズは10月30日、ITインフラをサービス利用モデルで提供するNaaS(Network as a Service)に関して米Nile Globaと日本市場でサービス提供を開始していくため、MOU(基本合意書)を締結したと発表した。
Nileの「Nile Access Service」は、ゼロトラスト・セキュリティに基づいて信頼性の確保された有線と無線ネットワークを、AIと機械学習で高度に自動化されたプラットフォームによって、ライフサイクル全体をサービスとして提供する。
NaaSの導入には、フロア図面から自動で割り出された独自設計の機器とセンサーが提供される。ユーザー自身はITの専門スキルがなくても、スマートフォンと2次元バーコードを活用して設定作業を完結できる仕組みで、ユーザー自身がVLAN設計や設定ファイルを管理する必要がない。
また、同サービスはゼロトラストに基づいて、高度な脅威からユーザーとデバイスを守る堅牢な設計が事前に組み込まれており、サービス導入時より厳格なセキュリティ環境が提供される。
ネットワーク環境は常時リモート接続から監視されており、詳細なAI分析とセンサーデータにより、優れた可用性を維持し、問題が検知された場合にもほとんどは人手を介さず自動で解決される。
ネットワンは2024年には、Nile社の技術を活用したネットワンシステムズ独自のサービスを新たに立ち上げ、サービス展開していく予定。