大同生命は10月30日、全国の中小企業経営者を対象に実施したアンケート調査「大同生命サーベイ」内で「従業員のリスキリング」について調査したレポートを公開した。
アンケートの調査期間は9月1日~28日、対象は全国の企業経営者7314社(うち6割が同社の契約企業)。リスキリングの認知度について調査した項目では「言葉の意味や内容を知っていた」と回答した人は24%で、「言葉は聞いたことがある(内容は知らなかった)」の32%、「言葉を聞いたことがなかった」の44%と比べると、最も少ない割合であることが分かった。
また、リスキリングの推進状況を聞いた質問では「推進している」が19%、「推進予定(検討中)」が38%、「推進していない」が43%と推進している企業が少ない結果となっている。
リスキリングを推進している企業に「リスキリングに期待する効果」を聞くと、「業績の向上」が54%で最も多い結果に。次いで「生産性の向上」53%、「従業員のモチベーション向上」48%、「営業力強化・販路開拓」32%が上位に寄せられた。
また、人手不足による経営への影響の有無については、「受けていない」が59%、「受けている」が41%と、受けていない側の意見がやや多い結果となっている。